審査員        
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先生方のコメントを紹介いたします          ※順不同です
 宮沢 明子 
  pianist 

・鳥栖に来て、昨日素敵な所で公開レッスンやったり、そこに行くまでにいろんなきれいなお花をみたり、素敵な草花見たり、木を見たり、そのとき「わあ!ステキ」その気持ちをそのままピアノに伝えて、ピアノを弾きながらなんてきれいな音だろう、このメロディーなんてきれいだろうと思うこと、それを自分の心で思ってほしい。
 私の大好きな日本語で「躍動感」、心を震わせる、すごく感動する、胸がしめつけられる思い、そういう気持ちをすごく大事にしていただきたい。友達が弾いているのを「よかったわよ」と言ってあげる心をもってほしい。去年聴いた方が何人かいらっしゃって、「どうかいい演奏してほしい」と審査員席で応援していました。人間が人間を審査するわけだし心で結び合いたいなとすごく思いました。躍動感っていうのをちょっと心の隅においていただきたい。
 間違えないから上手だっていうことではない、自分の心に正直で、自分がそのメロディー本当に素敵、その気持ちを大事にしていただきたい、生涯生きている間毎日が勉強だと思います。ピアノって終わりがない。続けて1日5分でいいから必ずピアノの自分の音を聴いていくようにしてください。何時間も時間なくたってピアノに向かったときに集中してその思いをぶっつけたらもっともっといい音になるって私は信じています。また来年お会い致しましょうね。(2013.10.12)   


 海老 彰子 
  pianist ショパンコンクール審査員

・今日はたいへん幸せな日です。みなさん一生懸命に勉強しておられて本当に感銘を受けました。お父さまお母さまのご支援、素晴らしい先生のご指導があってここにすばらしい演奏をしてくださったのを嬉しく思います。愛情をもってみなさんを育ててくださっていることに対しての感謝の気持ちをもってこれからも頑張ってくださいね。それからもう一つ申し上げたいのは、ピアノを弾くことは、言葉ではないけれど人と人とのコミュニケーション、会話ですね、曲に対する自分の解釈をピアノにのせて、音にのせて、はじめの小節からいちばん最後の小節までが一つのお話になるよう大きなフレーズで楽しみながら頑張ってください。みなさんのご健闘を心からお祈りいたしております。今日は素晴らしい演奏を聴かせていただいてほんとうにありがとうございました。(幼児~小学生の表彰式)

・本来いらっしゃるべき宮沢明子先生が惜しくも他界されてしまわれまして心からご冥福をお祈りしたいと思います。素晴らしいピアニストでいらっしゃって私も子供のころから憧れの方でございました。私の子供ときの体験~日本音楽コンクールに小学校の部で4年生の時受けたんですけど、ものの見事に第1次で落ちまして、でも全然大した打撃も受けずにおりました。コンクールはそれぞれの人が伸びていけるための一つのステップであって賞を受けられた方、そうでない方もこれからのことが大切なので一喜一憂せず頑張ってください。音には、「重さ・方向性・色」があります。どういうふうな味付けをしたらいいのか、どう感じたらいいのか、今までに名演をして下さった方々がいっぱいおられるので、YouTubeだけではなく、レコード、本物の音楽会、ピアノだけじゃなく、オーケストラ、オペラ・・・音楽的な経験を積まれて幸せな音楽人生を送っていただけたらと思います。素晴らしい演奏を聴かせていただいてとても心強く思いました。(中学生~高校生の表彰式)

・素晴らしい演奏を聴かせていただきました。みなさんの毎日の練習、ここの舞台で弾かれたことはおそらく一生の思い出になることでしょう。一度舞台にあげた曲というのはどういうわけかは、レッスンで弾いたときと違った残り方が心の脳の中に体の中に入ってくるんですね。今日と今までの経験を生かされてまず継続、継続がありますと”うまくいかなかったなあ”と思ってもそれを我慢して続けてたら必ず何か見えるときがあるんですよね。今日弾いたこと、明日弾いたらまた違った音楽が出てくるのが音楽の面白いところなので、これから希望と喜びと生きる喜びをもって音楽に接されていってください。力を与えてくれるのは音楽なので皆様のこれからのご発展を心からお祈りしております。(一般~大学生/一般の表彰式) 2022.10.9


 江崎 昌子  
  pianist 洗足学園音楽大学教授

・コロナ禍の中、若きピアニストたちの熱演から、私自身たくさんのエネルギーを頂き色々な思いに浸りました。ありがとうございました!ホールで空間を伝って聴く"音"の表情や香りまでは、オンラインでは全て伝わりきれません。皆さんもそれに慣れることなく、広い空間での生の音からたくさんのことを感じ取り、それを出来るだけ求めてご自分の耳を育てていって欲しいと思います。これからも頑張ってくださいね!2021.10.3


 岡原 慎也  
  pianist 大阪音楽大学大学院特別教授 

・去年からのコロナ禍の中、「音の夢」コンクールにチャレンジした皆さん、あなたたちの勇気と向上心、そして音楽に対する愛に敬意を表します。この2年間、音楽は世界中で不遇でしたが、人に心がある限り、音楽は絶対になくなりません。自分と音楽の未来を信じて、またお会いしましょう!2021.10.3 


  兼重 直文  
  pianist 三重大学名誉教授 

・熱演ありがとうございました。とても素敵で幸せな二日間でした。
私は審査員の立場ですが、同じ空間にいるということでは聴衆のひとりです。その私にあなた方の演奏が私の心をどれだけ動かし、そして豊かにさせてくれたか・・・、ここがとても大切なところ。つまり向き合っている作品にどれだけの想いを抱いて表現したかということが評価に反映されることになるでしょう。
ステージでの学びはこの上なく貴重なものです。勇気をもってまたチャレンジしていただき、あなた方の溢れんばかりの音楽への想いが会場いっぱいに響き渡ることを楽しみしています。2021.10.3


 小坂 圭太  
  pianist お茶の水女子大学教授 

・今年も個性豊かな演奏をたくさん聴けて良かったです。特に年少グループで、上位入賞は成らなくとも、自分の表現力や未だ固まっていない骨格にもどかしさを感じながら日々模索しているのだろうな、と思わせられる演奏が少なからずあったのが嬉しい事でした。表現には絶対の正解や出来上がりはありません。「今出来る最善」と「きっと本当はこうなんだろうなという想像力」を共に向上させながら成長して下さい。2021.10.3


  武内 俊之  
  pianist 愛知県立芸術大学准教授

・コロナ禍の困難の中で、参加者の皆さんがそれぞれよく頑張っておられる様子が、印象的でした。
コンクールで最も大切なことは、以前の自分と比べて前に進むことができたかどうか、だと思います。今回の経験を生かし一層成長した姿を、来年以降また見せて頂けることを、大変楽しみにしております。2021.10.3


 野口 誠司 
  pianist 福岡女子短期大学教授

・音の夢にご参加頂き有難うございました。全体の講評です。皆様の演奏は、先生とのお勉強がしっかりと成され、音楽を感じそして歌のある表現で素晴らしかったと思います。中学生以上の方へのアドバイスがあります。声を出して歌のように歌っても器楽演奏としてはうまくいきません。講評にも書かせていただきましたが、「モチーフ」がどのように変化しているのか。その変化を理解し、演奏に生かさなければなりません。是非チャレンジしてみてください。来年のご参加を楽しみにしております。2021.10.17


 楠本 隆一  
  大分県立芸術文化短期大学非常勤講師

・私は今回、初めて審査に加わらせて頂きました。未だ新型コロナ収束の不透明な中、鈴木先生を初めスタッフの方々の並々ならぬ熱意のおかげで、素晴らしい若い才能に出会え、音楽活動に希望を頂けましたことヘ心より感謝申し上げます。また、ピアノ音楽の多彩さ、様々な角度からの聴き方なども改めて感じさせて頂きました。2021.10.17


 田中 正也  
  pianist 大阪芸術大学演奏学科講師

・今年もコロナ禍でのコンクールとなりましたが、万全の感染対策とスタッフの方々の細やかで温かいサポートのおかげでたくさんの素晴らしい演奏に出会うことができました。長く続いた 不要不急の外出の自粛 期間中に蓄えられた160名を越すコンテスタントのエネルギーが2日間で一気にホールの隅々まで放出され、お一人お一人が奏でられる唯一無二のピアノの音色は審査をする立場だった私の心も震わせ、とても満たされた気持ちになりました。”心の栄養”である音楽は明日への活力となり、人間にとってやはり必要不可欠なものだ!と今回改めて強く感じました。また鳥栖で皆さんのピアノ演奏を拝聴できる日を心待ちにしています。2021.10.17


 中山 由里  
  pianist 久留米大学教授 

・出演された皆様のこれまでのご努力と、先生方のご指導の過程が演奏を通して伝わり、胸が熱くなりました。熱演を聴かせていただきありがとうございました。舞台での演奏を通して普段気付かなかったことを発見したり、もっとこうすれば良かったかなと練習を振り返ったり、ご自身で何かを感じることができたのではないでしょうか。本番でしか得られないこの経験を是非次への学びに生かして下さい。来年またみなさんの音楽と出会えることを心より楽しみにいたしております。2021.10.17


 袴田 和泉  
  pianist 日本大学芸術学部音楽科講師  

・参加者の皆さんのひたむきな演奏を聴かせて頂き、この本番を迎えるまでの努力の日々に思いを馳せていました。その過程こそが次へのステップとなります。私も審査させて頂くことで、音楽そのものを奏でるために、何をするべきかを深く考える機会を与えてられています。『心から心へ』 ーー言葉では伝えきれない想いを音に託していくための努力が、皆さんの喜びにつながることを願って止みません。2021.10.17 


 中川 淳一 
  pianist 福岡こども短期大学教授 

・人前で演奏するために、それに向けて必死で頑張って用意をする、それだけでもう、立派な演奏家です。そうやって磨かれた音楽は、必ず人々の心に届きます。そして自分自身にとっても大切な大切な財産となるでしょう。みなさんの音楽と出会えることを心より楽しみにしております。


 田中 京子

・練習している曲を聴いていただきたい、伝えたいとの思いを発表する場であってほしいと思っています。発表する事、お友達の演奏を聴くことでお勉強して、少しずつ表現を豊かにしてください。 気楽に挑戦してください。

・コロナ禍の暗い毎日を過ごしている中、皆さんの演奏を聴いてとても元気になりました。音楽の力を強く発揮された二日間でした。
これから音楽と一生関わり続け良いお友達でいてください。
全国大会の皆さんの演奏を楽しみにいたしています。2021.8.22

・会を重ねる毎に表現する力が身についてきた事と、個性的な表現が目立つようになった事が喜ばしいと思います。
これからも成長をとても楽しみにしております。2021.9.25 


   野沢 優子

・皆さま、お疲れ様でした。コロナで不安や不自由な生活を強いられる中、沢山の方々がこのコンクールに挑戦され、今日の舞台に一生懸命向けて来られた姿に感動致しました…!
ステップ5のソナチネ部門でもそれぞれに個性豊かな演奏を楽しく聴かせて頂きました。全体的な講評は、音の響きやバランス(左右、和音)をもっとよく聞いて演奏すること、音楽のフレーズ感を持って演奏すること、そして基礎的な技術をしっかり身につけていくこと等です。基本的な技術を身につけて磨いていくことで、より自由な音楽の表現が出来る様になり演奏の幅も広がって来ます。練習を積んで舞台で演奏することは何にも勝る素晴らしい経験です。積極的にチャレンジして、自分にしかない個性や感性をたくさん輝かせていって下さい。又来年、演奏を聞かせて頂くことを楽しみにしています。2021.9.25


   池川 礼子 

・コロナ禍での鳥栖予選を審査させていただきました。 こういう状況だからこそ、皆さんの演奏や、スタッフの皆さんの心温まる運営に大変幸せな2日間を送ることができました。
ホールでピアノの音を聴くことがこんなにも豊かな心になるものだと、改めて気付かされます。 その日に向かって一生懸命仕上げていく過程で先生とも直接レッスンを受けられない方もいたのかもしれません。そういう想いも伝わってくるようでした。 中学生以上の講評ということで、課題曲、自由曲共に、古典のソナタが圧倒的に多かったです。 無理のない力みのない、音の綺麗な方が増えたと喜んでおります。しかし、気持ちがあっても、技術が不足して達成してないところ、不安で失敗してしまう方、などもいらっしゃいました。最後のコーダになってからのミスも、気になりました。 そうならないために自信を持って仕上げる、その練習の過程で得るものが積み重なって、楽譜から読み取り、消化して自分のものとして確実になり素晴らしい演奏につながると思います。もうほんの少し目標を下げずに一曲を仕上げた時、人に伝わり、感動を呼ぶ事になります。 特に基礎的な古典のものを仕上げるとても良い機会だったと思います。 その他、自由曲で今トライしている練習曲や、一般の方の色々な曲も、楽しく聴かせていただき ました。名曲はいつ聴いても古くありません。楽譜から読み取ることの楽しさと、自分の言葉で語る技術を持たれている皆さん、追求し続けてください。こんなに楽しいことはないはずです。 2021.8.22


 巣山 千恵

・ステージでの一回きりの演奏、皆さんの生の息遣いを感じられるのをとても楽しみにしています。どうか音楽に集中して、楽しみながら演奏して下さいね。

・皆さん、素晴らしい演奏を本当にありがとうございました。ステップ1~3の課題曲にはそれぞれとても可愛らしいタイトルがついていて、そのタイトルに合った世界を、皆さんよく表現されてありました。弾く前にその曲に合ったテンポを感じ、拍子を取り、その曲を歌う様に息を吸って出てくる、更に上手く出て来れると思います。フレーズを大きくとらえ、曲の中の山に向かって進めて行く。伴奏はハーモニーの音色変化を意識し、メロディーはより美しい音で立体的に歌って下さいね。タイトルから物語を考えて、そして音で表現する。強弱も意味がある様につけるとより一層曲を楽しめると思います。自分の耳で素敵な音を探して、求めて、そして表現して下さい。これから先も色々な曲に挑戦してピアノ、音楽を更に楽しんで行って下さいね。2021.9.25


 永富 啓子 

・心の表現、緊張感、達成感、これらを経験させてくれるのが舞台です。鍛えてきた体や指で表現した自分の心を、聴く人に伝えたいと思う緊張感。苦しかったかも知れない日頃の練習が、今、形になったという達成感。審査員の私は、音楽を愛する、舞台の演奏者に、ささやかな道しるべを発信します。そして、私はその演奏者たちから大きな道しるべをいただきます。だから私たちみんなにとってコンクール゛音の夢゛は、前に進むための大切な時間だと思っています。2021.10.17


 由川 千恵 
    

・日本障害者ピアノ指導者研究会(IPD)会員 パラリンコース、応援しています。
 
・音楽には平均点や偏差値はありませんが、誰もが抱くことのできる”憧れ”は果てしなく大きく美しく輝いています。そんな夢や憧れを持ち続ける心をいつまでも大切にしてください。たくさんの方々がこのステップを目標にチャレンジしてくれますように。 

・宮沢明子先生のお話をみなさんにも伝えようと思います。「俳優さんと同じ」と言われたんですけど、ピアノを弾く人も自分の生音を客席で聴くことができない、それでこういうコンクールでいろんな先生、審査員の先生、自分の先生、ご父兄の方、お友達から「いい音だったよ」とか「ちょっとうるさかったよ」とか教えてもらえるのにもコンクールは素晴らしいとおっしゃていました。 

・パラリンコース 福岡・鳥栖で15人が金賞受賞!!
この日を待ちに待っていた演奏者は、跳び箱の段数が足りない位に成長した今年の頑張りを魅せて聴かせてくれました。
「障害があってもピアノは弾ける!」と夢をあきらめないのは音楽がそれを必ず可能にしてくれるから・・。
毎年審査される先生方、それぞれの変化や成長にビックリ!あいれふでは聴こえなかった息づかいや見えなかった障害による不便さがカワイの会場(演奏者と近い)では新しい発見もあり、音楽を通してより近づけたのです。
障害の理解、共感、さらにはあらゆる場面で生きやすくなる近い将来へ。音楽と一緒ならそれはきっと可能になるでしょう。
「音楽の力」をどこまでも信じて、一緒に楽しんでいきたいと改めて思いました。
たくさんの個性あふれるエネルギーに感謝しています。2021.8.22

・ステップ4・6のブルグミュラーですが、当時ヨーロッパで一般庶民にも流行していたショパンやリスト、そういうキラキラ素敵な曲をブルグミュラーは娘達に練習させたくて、探すけど無い!なので、子ども版のショパン、リストのつもりで曲を書いたと言われています。子どもの5指以内で弾けるようにオクターブもほとんど出てこない。また、バレエ教室の練習ピアノにどの曲も使えるそうです。それだけ拍やリズムが新鮮で軽快で楽しい曲ばかり。タイトルからイメージの世界をいっぱいに広げられ、その上にアーティキュレーションやフレージング、感性がいっぱいに広がる曲ばかりです。
天使やジプシー、空気の精、貴婦人に会ったことはないけれど、心からのイメージをいっぱいにどうぞのびのびと(読譜はしっかり)演奏していただきたいと思います。2021.9.25


   梅﨑 亜希 

・出演者の皆さん、すてきな熱い音楽をありがとうございました。コロナをふきとばすような皆さんの情熱にふれることのできる幸せな2日間でした。年齢も、今おかれている状況も違うでしょうが、それぞれの貴重な時間を懸命にピアノに向かい、ステージに立たれたことと思います。何かにまっすぐ取り組むことは一生の宝物になると信じています。これからもピアノと仲良く楽しく演奏されることを願います。そして支えて下さっている、御指導いただいている先生や家族に感謝の気持ちを決して忘れないでください。このコンクールを開催するにあたり細やかな心配りをいただいた事務局の方々に頭が下がる想いです。早くコロナが終息し、街中に音楽が溢れる日が一日でも早く訪れることを祈ります。2021.8.22  


 永江 泉

・このコロナ禍に、これほどたくさんピアノを愛する皆さんの演奏をホールで聴くことができて幸せな2日間でした。一人一人の様々な思いが響きに乗って伝わり、あっという間の時間を楽しんでいました。エントリーしてくれた未就学児から小学生までの皆さんの演奏を聴いて、感じた事を少しお伝えしたいと思います。この時期に大切なのは、とにかく演奏の基本を学ぶ事です。どの様に体を使って音を出すのか?どの様な音が欲しいのか?思う様な演奏をするためには、どんな練習をしたら良いのか?興味を持ってやってみて、色んな音と出会って下さい。また、来年、皆さんの進化した演奏に再会できる事を楽しみにしています。2021.8.22  


 中野 舞葉 

・音楽は正解があるものでなくその弾く人の心をうつす言葉だと思います。心をこめることで生き生きと息づきだす演奏を楽しみにしています。このコンクールを通じ、皆さんの音楽にまた新しい発見がありますようその場に立ち会えることを幸せに感じます。  


 服部 真理

・日頃の成果が出せた方、出せなかった方、様々だと思います。曲が仕上がった段階でも焦らず基本的な練習を忘れないようにしましょう。曲の流れを考えながら常に鍵盤の下までしっかり押さえてゆっくり練習することです。仕上がりの速度で練習を繰り返すのではなく、あくまでもゆっくり練習することで本番でも落ち着いて演奏できるようになります。次回の皆さんの演奏を楽しみにしています。2021.9.25 


 
   由川千恵先生は
   ピアノパラリンピックを支援されています
 

ご存知ですか? 
 「ピアノパラリンピック」それは、不可能を可能にする人々による音楽の国際的祭典です。
2005年 第1回ピアノパラリンピックinJAPAN(横浜)
      デモンストレーションコンサート(カナダ)
2008年 ニューヨーク派遣コンサート(カーネギーホール・国連本部)
2009年 第2回ピアノパラリンピックinCANADA(バンクーバー)開催
2009年 鳥栖ピアノステップにパラリンコースを新設
2011年 大阪ビックアイで国際大会
2013年 第3回ピアノパラリンピック(ウィーン)開催予定

その間に、東京・地方・各地区でシンポジウム、演奏会を多数開催 

ひとつずつひとつずつの努力が大きな夢を叶え、世界中の人々と音楽の素晴らしさを共感しています。全国15支部で開催されるコンサート等、多数参加し演奏しています。

〇由川千恵先生の話  ~鳥栖地区予選 パラリン表彰式 2018.8.26
2005年に横浜のみなとみらいで世界に先駆けて“ピアノパラリンピック”というものがありました。そこで自信をつけた人たちが福岡に戻ってきてどこかコンクールに出るところはないのかなと思ってこの鳥栖のコンクールのパラコースができたわけなのですけど、2005年だったからもう13年になります。実は昨日も東京代々木のオリンピックセンターでその全国大会というものがありました。このパラコースで今日は6人の方が弾きました。それから福岡で十何人出て合計で20名、ほぼ毎年このくらいの子たちが参加しています。半分は毎年の積み重ねをしている人たちです。半分が新しい出会いなのですけど、とにかく積み重ねの大事なことをつくづく感動させられますし素晴らしいなと思います。福岡では審査員特別賞が2名出ました。1名の子がそれをもらったとたん「ワンダフォー!!」と手を挙げてですね、“ホークスの松田選手がホームランを打ったらワンダフォーって言います”って言って、もうひとりの子はみなさんに“ありがとうございました”と言っていいですかと私に一応確かめて、「いいですよ」って言って、そしてどうするのかなと思ったらその2人は初対面だったのですけど2人でそろってステージに立って「みなさま 今日はありがとうございました!!」それこそ心の叫び、本当に嬉しかったのだと思います。ピアノに自信を持ってから日々の生活がそれぞれ変わっていっています。2005年の話なのですけどピアノパラリンピックに出た子どもたちが音大を卒業したり、小学4年生で半身不随になったのですけどピアニストとして活動していたり、いろいろ作業所で働きながらその職場で演奏の機会をたくさん与えてもらって、その会社のコーラス部の伴奏をつとめたりバンドの伴奏をつとめたり、幅広く生き生きと素晴らしい生活をしていらっしゃいます。今日のメンバーもまた来年もチャレンジすると思いまし、またアクロスで弾く場合もたくさんの方を誘ってパラコースが弾く時間に戻って聴いていただきたいと思います。そしてパラリンピックを広めていただきたいと思います。私は、全日本障害者音楽連盟それから日本障害者ピアノ指導者研究会っていうのがあってその理事をしていて全国で活動しています。このパラコースがあるコンクールは鳥栖だけなので、今日どこからみえているかわかりませんけど、東京からとか関西とかみんな力をつけてここでいい思いをしてそしていろんなところではたらいています。そういうパラコースです。是非今後ともよろしくお願いしたいと思います。今日のみなさんもアクロスで頑張って演奏を聴かせてください。